こんな人には一人親方がおすすめ!実は最先端の、圧倒的に”自由”な働き方を紹介します
written by 伊藤愛結
インタビュイー:西本 剛さん
「こないだ僕と同じ誕生日の人から応募がきてねぇ、すごくいい子だったんだよ~」と真っ先に報告してくれる、株式会社明和さんの心優しい人事担当。 社長のことやスタッフさんのことをとても嬉しそうに話すので、インタビューしている側が自然と笑顔になってしまうという不思議な力を持っている。 (ちなみに誕生日は1月16日なんだとか。)
インタビュアー:五十嵐 清美(通称えがちゃん)
「働くかっこいい大人を増やす」というビジョンのために働くかっこいい大人たちとの出会いを求める、インビジョン株式会社の営業担当。 よく笑いよく喋る、生粋の大阪人。 人見知りしないという性格のためか、この日も西本さんと心地よいテンポで会話を繰り広げています。
「”一人親方”と聞くと悪いイメージを持つ人もいるようなんですが、実はメリットもたくさんあるんですよね。」
そう語るのは、株式会社明和の西本剛さん。
今日は一人親方としての働き方やそのメリットや、10年、20年と働き続けている人が多いという株式会社明和さんの魅力について詳しくお話を伺いました!
何が違う?社員としての働き方 vs 一人親方としての働き方
えがちゃん:早速なんですが、西本さんはどうして一人親方としての働き方をおすすめしているんですか?
西本さん:理由は3つあって、まず1番はお給料。全然違うんですよ。
普通の会社で電気工事士として社員で働いた場合と、一人親方として働いた場合を比べて「年収はどっちがいいの?」って言ったら、絶対一人親方なんです。
1本エアコン付けて1万円の場合、100本付けると100万円ですよと。
一人親方の場合、この100万円=収入になるんです。
でも一般企業の電気工事士さんだと、100万のうち40、50万円もらえれば御の字かな。
それでも「保険やら税金やら細かいもろもろを全部やってくれるから自分は40万でもいいわ」っていう人が多いんやけどね。
税金なんかである程度は引かれるにしても、頑張ったら頑張った分お金がもらえる、っていうのが一人親方のいいところだと思いますね。
えがちゃん:そんなに違うんですね…!びっくりしました。
税金なんかの細かい手続きを自分で頑張れそう、という方には一人親方という働き方もいいかもしれませんね。
えがちゃん:普通より稼げる、というのはなんとなくご存知の方も多いと思うのですが、他の2つはどんなメリットなんでしょうか?
西本さん:2つ目は、何歳でもできること。
どんなにまだ働けると思っていても、50歳、60歳になってくると転職が厳しくなってくるでしょう?
でも一人親方は、健康な限り何歳になっても仕事がありますから。
今おる年配の人なんかは、そろそろエアコンの取り付けは体力的に厳しい言うて、食器洗い機とか温水便座だとか、水回りをメインでやって、それでもそこそこ稼いでますよ。
えがちゃん:へーエアコンじゃなくても稼げるんだ!エアコン以外のお仕事もたくさんあるんですね!
西本さん:そうそうそう。エアコンも年々重くなってきてて、50キロを超えるものもあるからな。
体力がいる作業は若い30代、40代の方にメインお願いしてますよ。
えがちゃん:では3つ目のメリットというのは?
西本さん:好きな時期に稼いで好きなときに休める、この自由度の高さですね。
家電量販店からの依頼って1年中均等にあるわけじゃなくて、新生活で引っ越しが増える春先、暑くなる夏場以外は落ち着いていることが多いんです。
だから春夏の稼ぎ時に一気に働いて、冬はゆっくりするという一人親方も多いんですよ。
中には暇な時期に引っ越しの仕事に行ったり、工務店からの依頼を受けてお家の中の配線工事を受けたりしてる人もいますけどね。
いつ休んでるんやろって思うけど、若いうちはできるんかな。
えがちゃん:休むのも自由であれば、仕事を増やすのもまた自由ですもんね。
できる一人親方は◯が綺麗!?信頼される親方にはある共通点があった!
えがちゃん:一人親方で活躍している人に共通点って何かあるんですか?
西本さん:一人親方って一般企業で型にはまって仕事をするんじゃなくて、一人で自由で仕事したいっていう人がメインなんですよね。
そんな中でも活躍している人は、仕事ぶりだったり人柄が評価されて信頼されていることが多いですね。
ベテランの人らはセンター長からものすごく信頼されてますよ。
えがちゃん:そこまでの信頼を得られるのは何か理由があるのでしょうか?
西本さん:あるベテランの工事マンの話なんですけどね、仕事も片付けも全部終わらせてさぁ帰ろかなというタイミングで、たまたまセンター長がお客様と電話をしてたらしいんです。
どうやら修理にすぐ来てほしいという内容らしく、センター長が困ってるぞと。
それを察知したその工事マンは「ほな僕今からそこ行ってきますよー」言うて。
えがちゃん:はぁ~、素敵なお方ですね。(拍手)
西本さん:社長がよく言うてるのは「仕事を選ぶ前に、自分を先に売りなさい」と。
言うなれば、嫌な仕事をすればするほど信頼って生まれるものだと思うんです。
そういう積み重ねをしていって、お客様と正直に向き合っていくことで「あんたなら何でも任せるわ」と信頼してもらえる工事マンになれるんですよ。
えがちゃん:接客業すべてに通じるものがありますね。
西本さん:あとはね、車の中の整理整頓ができてる工事マンは、工事もきっちりする人が多いというのはよく言われてますね。
えがちゃん:へぇー、それはまたどうしてですか?
西本さん:例えば車ん中でタバコ吸うて、そのままお客様のところに行ったら臭うやないですか。
それだけでクレームになることはなくても、ちょっと対応が悪かったりすると「車もぐちゃぐちゃだし不愛想だしタバコの臭いもするし、なんやねんこの人」ってことで、不満が重なってクレームになったりもするんです。
それに対して車を綺麗にしておいたり、お客様の意見も聞きながら工事を進める、という少しの努力をしておくと「すみません、少しだけタバコ吸ってきてもいいですか?」って聞いたときも『いいよいいよ吸っておいでー!』なんて言ってもらえるんですよ。
そういう信頼関係の大事さに、若い人はまだ気付けてなかったりするので、私たちが教えていかないとと思ってますね。
業績は絶好調!会社を成長させ続ける、元一人親方の社長の存在
えがちゃん:とはいえ明和さんみたいに一人親方を集めている会社さんって他にもあると思うんですが、明和さんがこれだけお仕事をもらえてる理由って何なんですか?
西本さん:これはやっぱりねぇ、正直な商売やってるからやと思いますわ。
経理上でも取引先の量販店さんに「これはなんでこの金額なんですか」「取り分の詳細ってどうなってるんですか」って細かく聞くんです。
うちの場合は社長が元々一人親方さんやったんで、その辺の計算がすごい早くてね。
「工事マンにも儲けてもらわなあかん」言うて、すごいシビアにやってますね。
そういうのもあってか、工事マン同士のケンカだったり、量販店さんと揉めたりということがなく信頼していただけてるんやと思います。
えがちゃん:お話を伺う限り、社長さんめちゃくちゃ人望ありますよね?
西本さん:そうそうそうそう!(なんだか西本さんが嬉しそう。笑)
えがちゃん:西本さんから見た社長ってどんな方なんですか?
西本さん:社員のみんなを本当に大事にしてくれる人でね、「最近大丈夫?」「顔色悪いんちゃう?」って社員だろうがパートさんだろうが関係なく気にかけている人ですね。
えがちゃん:素敵なお話ですね!スタッフの皆さんもそんな社長がいたら働きやすいだろうなぁ。
▲マスク越しでも分かる優しい笑顔の西本さんとのリモート取材風景
取材を終えて(えがちゃんサイド)
「一人親方のイメージを変えたい」とおっしゃっていた西本さんですが、今回お話をうかがって私の中のイメージはガラッと変わりました。
この記事を読んでくださる方にも、一人親方として働くことのメリットや明和さんの魅力が少しでも伝わりますように!
西本さん、本日は素敵なお話をありがとうございました!